終点は、駅前と駅の彼方・白滝原野白滝停車場線

旧国道を道道へ移管したため生じた現象

白滝原野白滝停車場線は、2005年10月1日合併に遠軽町と合併した旧・白滝村の上支湧別と白滝市街を結ぶ、約 11.7km の路線です。

さて、終点はどこでしょうか。

「白滝停車場線」なのだから、JR白滝駅前と思うでしょう。ところが道路地図を見ると、駅前を通り越し市街地を東へ抜け、国道交点―図1▼のB地点まで路線が延びている。ここが終点か…と疑問を抱いた方が、いらっしゃるかもしれない。

結論から述べると、駅前と国道交点はいずれも終点です。

図1について
  • ズームアウトは初期画面より1段階まで。
  • 茶・青・赤の各線は、地図とラベルで表示されます。

図1・遠軽町白滝市街の地図。茶色・青色の線は認定以来のルートを、赤色は国道から移管された区間を表す。マーカーをクリックすると、該当地点の情報を表示します。 初期画面へ

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国土地理院「地図・空中写真閲覧サービス」より。
写真A・1977年9月28日撮影。白滝市街地を通る一般国道333号は、旧・1級国道39号線である。1960年に石北峠経由へルートを譲り、道道遠軽上川線へ降格した。1975年に再度国道へ昇格した経緯を持つ。国土地理院「地図・空中写真閲覧サービス」より引用。縮尺1万5千分1・解像度 400dpi の写真をトリミング・縮小。

白滝原野白滝停車場線の終点は、認定当初から図1▲のA地点です。このうち、茶色の線は重複区間でした。認定時は道道遠軽上川線、1975年4月より一般国道333号です。その後、白滝の市街地をバイパス化する工事が行われ、1985年に新白滝橋を経由する現在の国道が開通します。

道道と重複しない旧国道は、白滝原野白滝停車場線へ編入されます(注1▼)。この時に図1▲の青い線、白滝駅に通ずる約 20m の区間は変更されなかったため、2つの終点が併存することとなりました。

道道白滝原野白滝停車場線のデータ
認定日1966(昭和41)年3月31日
起 点紋別郡遠軽町白滝上支湧別926番地先
終点A紋別郡遠軽町白滝709番地先
終点B紋別郡遠軽町白滝88番地先(一般国道333号交点)
備 考起点から 2.3km 区間は冬期通行止め。
国土地理院「地図・空中写真閲覧サービス」より。
写真B・石北本線白滝駅構内。駅前広場に入る地点が道道の終点である。出典は写真Aと同じ、縮小はしていません。
2万5千分の1地形図「白滝」(平成11年部分修正測量。約1.8倍に拡大)。
図2・旭川紋別道開通前の白滝市街。2万5千分1地形図「白滝」(1999年部分修正測量)を約1.8倍に拡大。

関連する告示

一般国道333号

1982年4月1日建設省告示第939号(道路の区域の変更)
区間紋別郡白滝村字白滝942番1から
同村字白滝719番1まで
変更前後別敷地の幅員延長
13.00m ~ 25.50m0.430km
14.80m ~ 26.00m0.430km
区間紋別郡白滝村字白滝719番1から
同村字白滝87番1まで
変更前後別敷地の幅員延長
前A11.00m ~ 45.00m1.503km
後A11.00m ~ 45.00m1.503km
後B13.50m ~ 38.80m1.510km
備考上記A及びBは、関係図面に表示する敷地の区分をいう。
1985年10月16日建設省告示第1384号(道路の区域の変更)
区間紋別郡白滝村字白滝719番1から
同村字白滝87番1まで
変更前後別敷地の幅員延長
前A11.00m ~ 45.00m1.503km
前B13.50m ~ 38.80m1.510km
後B13.50m ~ 38.80m1.510km
備考上記A及びBは、関係図面に表示する敷地の区分をいう。
1985年10月16日建設省告示第1385号(道路の供用の開始)
区間供用開始の期日
紋別郡白滝村字白滝942番1から
同村字白滝87番1まで
昭和60年10月16日
告示注
国道を現ルートへ変更。道道交点より東の約 430m 区間については未調査。

道道白滝原野白滝停車場線

1986年4月10日北海道告示第532号(道路の区域の変更及び供用の開始)
区間変更前後の別敷地の幅員延長国道等との重複区間
紋別郡白滝村字白滝817番1地先から
紋別郡白滝村字白滝710番地先まで
前111.00m から 16.00m まで196.14m一般国道333号重複 L = 42.00m
紋別郡白滝村字白滝817番1地先から
紋別郡白滝村字白滝719番1地先まで
後14.50m から 11.00m まで42.00m一般国道333号重複 L = 42.00m
紋別郡白滝村字白滝719番1地先(一般国道333号交点)から
紋別郡白滝村字白滝88番地先(一般国道333号交点)まで
後210.50m から 42.00m まで1,350.29m一般国道333号重複 L = 15.50m
告示注
  • 前1は図1▲の茶と青の線が該当する。
  • 駅前に通じる青の線は、後2の区域に内包された。最大幅員が広くなった要因である。一つの区域内に終点が2つあるのは珍しい。
  • 国道のルート切り替えに際し、図1▲のB地点をT字路で交差するよう付け替えた。旭川紋別自動車道・白滝インターチェンジの開通に伴い、B地点は十字路交差点となっている。
注1
国道の指定廃止の告示と、道道の昇格告示には、約半年のブランクがある。ただ、国道は白滝村道に引き継がれず道道へ移管され、半年遅れて北海道が告示したと考えられる。

白滝原野の地名

白滝原野白滝停車場線の路線名は、当時の起点が字白滝原野であったことから付けられました。

合併前の字名に改められたのは、1969年5月1日からです。対象は村内全域に及びました。

下表は、1969年4月26日北海道告示第838号(白滝村の字の区域の設置等)を参照しています。

表1 白滝村の字名改正・字の新設
字の名称字の区域
旧字名区域
北支湧別白滝原野字の一部
東白滝白滝原野、白滝各字の一部
天狗平白滝原野、白滝、奥白滝各字の一部
廃止する字名
白滝原野、白滝市街地、白滝市街地大通、下白滝市街地大通、下白滝市街大通、下白滝市街地北通、上白滝市街地、上白滝市街地本通、上白滝市街地本通3丁目、上白滝市街地本通4丁目、上白滝市街本通3丁目、上白滝市街本通4丁目、奥白滝市街
遠軽町との合併に際して
字名を廃して町名を画し、天狗平・支湧別・上支湧別・北支湧別には「白滝」を冠した。
表2 白滝村の字名改正・字の変更
字の名称変更する字名区域
下白滝白滝原野、白滝、旧白滝各字の一部
旧白滝白滝原野、白滝各字の一部
白滝白滝原野、下白滝原野各字の一部
白滝市街地、白滝市街地大通、下白滝市街地大通、下白滝市街大通、下白滝市街地北通各字の全部
上白滝白滝原野字の一部
上白滝市街地、上白滝市街地本通、上白滝市街地本通3丁目、上白滝市街地本通4丁目、上白滝市街本通3丁目、上白滝市街本通4丁目各字の全部
奥白滝白滝原野、白滝各字の一部
奥白滝市街字の全部
支湧別白滝原野、白滝各字の一部
上支湧別白滝原野、白滝各字の一部
走行記事